赤ちゃんが手や口をベタベタにしながらも頑張って口に食べ物を運んでる姿は可愛いですよね。
そんな掴み食べはいつ頃からやらせてあげればいいのでしょうか。
掴み食べは離乳食後期の9〜11ヶ月頃から初めるお子さんが多いです。
この時期はあくまで目安の時期なので赤ちゃんの様子を見ながら始めさせてあげればいいですよ。
今回は赤ちゃんの掴み食べについてまとめてみました。
掴み食べはいつからさせてあげるのか、野菜やパンなどの掴み食べについてや、掴み食べをしてくれない時の対処法などご紹介します。
掴み食べを成功させるまさかの方法までご紹介しますよ。
ぜひ参考にさせていただき、気軽に掴み食べにチャレンジさせてあげてくたさいね。
離乳食の掴み食べはいつから?食べさせ方は?
離乳食期の赤ちゃんに掴み食べをさせてあげるなら、後期の9〜11ヶ月頃からスタートさせる事が多いです。
ですが掴み食べに対しての赤ちゃんの反応はまちまちです。
やる気満々でご飯に手が伸びる子もいれば、様子を見ながらなかなか手が出せない子もいます。
そのため絶対にこの時期になったら掴み食べをさせなくてはいけないと焦る必要はありません。
むしろ無理強いをするような事はしないであげてください。
赤ちゃんの様子を見ながら、興味を持ち出したら初めていきましょう。
うちの子も長男と次男で掴み食べへの興味がぜんぜん違いました。
長男は9ヶ月になる前から早くご飯に触ってみたいという興味が強かったのに対して次男は1歳になりましたがいまだに一応掴むものの食べさせてもらうのを待っています。
同じように離乳食をすすめたきた兄弟でも反応が全く違います。
なので周りのお子さんと比べてうちの子はぜんぜん掴み食べができない…と落ち込む必要はないんです。
必ずいつかは食べるようになります。
むしろ無理強いをすると食事が嫌いになってしまう事もあります。
無理強いして嫌になってしまうと離乳食がもっと大変になってしまう事も…。
離乳食はママパパの余裕が上手くすすめていくポイントです。
そのためには、まず掴み食べを始めた頃は手間がかからない切って出すだけのものから初めることをおすすめします。
掴み食べを始めた頃はほとんどの赤ちゃんがポイッと離乳食を投げたりぐちゃぐちゃにしてしまいます。
または全く掴もうとしません。
手間をかけて一生懸命作ったものをそのように扱われると辛くないですか。
赤ちゃんだから仕方ないと思いつつも、それが毎食続くとどんな優しいママパパでも辛いはずです。
少しでもママパパの気持ちの負担を減らして気楽に続けていくためにもまずはなるべく手間がかからない切って出すだけのものからスタートさせていくといいですよ。
離乳食の掴み食べ!野菜を掴ませるなら?
掴み食べにぴったりのものと言えば野菜です。
野菜は特に掴み食べ初心者の赤ちゃんにぴったりなんですよ。
普段から食べていて見慣れている野菜なら赤ちゃんも警戒せず手が伸びやすいです。
しかも持ちやすいように切ってあげればすぐ出せるので手間ががかりません。
掴みやすい大きさにカットして出してあげましょう。
にんじんや大根、きゅうりにじゃがいも、さつまいもなどが掴みやすく赤ちゃんに人気です。
特にさつまいもは甘みがあるので、赤ちゃんが手を伸ばしてくれる確率があがりますよ。
切り方はスティック状が1番握りやすく、輪切りや半月なども扱いやすいようです。
太さは5mm〜1cmくらいを目安に、スティックなら長さ5cm前後が掴みやすくなります。
輪切りや半月切りは太すぎても薄すぎても掴みづらいので太さ5mm〜1cmを目安に切ってあげてください。
慣れてきたら次はつまむ事に慣れていくため、1cmのサイコロ角に切ってあげるといいですよ。
離乳食の掴み食べ!パンを掴ませるなら?
パンも野菜と同様に掴み食べがしやすい食材です。
赤ちゃんも食べ慣れていますし、ママパパの負担も少なく食卓に出すことができます。
野菜と同様に長さ5cmほどのスティック状にしてあげると掴みやすくなりますよ。
私はよく食パンを5cmくらいの長さに切って出していました。
慣れてきたら市販のスティックパンにも挑戦させてあげるといいです。
離乳食の掴み食べ!おにぎりを掴ませるなら?
お粥を食べていた赤ちゃんも離乳食後期や完了期になると柔らかいご飯が少しづつ食べられるようになってきます。
ある程度形の作れる柔らかさのご飯を食べられるようになったら、おにぎりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
おにぎりは掴み食べのヒットメニューと言ってもいいでしょう。
掴み食べでおにぎりを食べさせるならコツが2つあります。
それはおにぎりの形とベタつかせないことです。
掴み食べをする赤ちゃんにはまずよくある三角のおにぎりよりも一口サイズの小さなおにぎりから初めてあげるといいですよ。
丸い小さいおにぎりなら赤ちゃんも掴みやすく食べやすいのでおすすめです。
赤ちゃんも成長して慣れてきたらスティック状のおにぎりにも挑戦していきましょう。
そしておにぎりがなるべくベタベタしないように工夫してあげるといいですよ。
手がベタついて汚れるのを嫌がる子も多いですし、ママパパもベタつくと作りづらいですよね。
ベタつかせないためには、海苔やふりかけを表面にまぶしたり、表面をトースターなどで少し焼いてあげるといいです。
海苔は大人と同じようにぐるっとまいてしまうとのどに詰まらせてしまう可能性があるため、離乳食期の赤ちゃんには刻んであげましょう。
ちょこっとした工夫で食べやすくなるのでぜひやってみてください。
しかし注意も必要です。
赤ちゃんの成長は人それぞれなので、離乳食後期の9〜11ヶ月の赤ちゃんはまだおにぎりが苦手な子もいます。
上手く飲み込めず気管を詰まらせてしまっては大変です。
離乳食の進み具合を見ながら食べさせてあげましょう。
またアレルギーにも注意してあげてください。
何気なく使ったふりかけに赤ちゃんのアレルギーを引き起こすものが入っていることもあります。
実際にうちの長男は卵アレルギーなのですが、購入した野菜ふりかけに卵が入っていて使えなかった事があります。
ぱっと見商品名にアレルギーの対象となる食品がのっていなくても中身の表示をみると入っていることがあるので注意してください。
注意してあげればおにぎりは野菜やお肉、魚などを混ぜて食べられるので栄養がとりやすいメリットがあります。
赤ちゃんにとっても掴みやすく食べやすいです。
おにぎりは掴み食べの強い味方ですよ。
離乳食で掴み食べをしてくれない…。原因と3つの対処法!
ママパパがいくら試行錯誤しても掴み食べをしてくれない赤ちゃんもいますよね。
うちの次男もまさに絶賛掴み食べボイコット中です。
なぜ掴み食べをしてくれないのでしょうか。
もしかして発達が遅れてるの?と心配されているママパパもいるかもしれません。
しかし実は案外単純な理由だったりもします。
離乳食のメニューが掴み食べしにくいものだったり、そもそもあまりお腹が空いていなかったり、ママパパに食べさせて欲しい甘えんぼさんだったりです。
意外とそんなこと?と思うような理由の時が実はとっても多いんですよ。
また普段の遊びや生活の中で清潔にしすぎていると敏感になりすぎて手が汚れるのを嫌がり掴み食べをしないことがあります。
清潔にすることは大事ですがあまりに神経質になりすぎると赤ちゃん自身も掴み食べが苦手になってしまうので、少し見守ってあげることも大切です。
ではそんな掴み食べをなかなかしてくれない時はどのように対処したらよいのでしょうか。
3つの対処方をご紹介します。
お腹を空かせる
しっかりお腹を空かせておくと食べてくれる事があります。
完食を少し控えて運動させてあげましょう。
赤ちゃんなら日光浴だけでも体力を使うのでお散歩にいくのもいいですね。
そしていざ食事の時間になったら掴み食べしてほしいごはんから出してあげると手が伸びることがありますよ。
ママパパも一緒に掴み食べをする
赤ちゃんは真似をするのがとても上手です。
ママやパパが見本になってあげると興味を持ち出すかもしれませんよ。
掴み食べを教えなきゃというふうに考えず、一緒に掴み食べを楽しむ気持ちでやってみてくださいね。
気分転換する
食べる場所を変えてみてはいかがでしょうか。
外食やピクニックなどで気分転換してみましょう。
環境が変わるとやる気になる事もありますよ。
私もよく息子と近くの児童館にお弁当を持って遊びついでにご飯を食べてくる事がよくありました。
いつもはなかなか食べてくれないのに、お友達が刺激になったり自分で食べれるところを見せたいのか少しづつ手が伸びるようになってきましたよ。
実はこの方法はママやパパのためでもあるんです。
いつも同じ食卓で2人きりではママパパがまいってしまいます。
掴み食べをなかなかしてくれないと悩んでいると余計に辛くなってきます。
赤ちゃんと楽しく食卓を囲むためにも気分転換してみましょう。
掴み食べは離乳食を冷凍してのりきろう!
離乳食後期は1日3回赤ちゃんにごはんを用意するようになります。
ママパパの負担も増えてきますね。
掴み食べの負担を少しでも減らすために冷凍保存してはいかがでしょうか。
掴み食べ冷凍レシピをご紹介します。
じゃがいもおやき 手づかみ離乳食完了期に
【材料】
- じゃがいも 大2個
- ほうれん草 大さじ2
- しらす 大さじ2
- スライスチーズ 1枚
- 片栗粉 大さじ1
- サラダ油 適量
【作り方】
- じゃがいもをよく洗いラップにくるみ、600wで約3分。火傷しないように皮を剥きます。濡らしたキッチンペーパーが便利
- しらすは熱湯をまわしかける。ほうれん草は柔らかく茹で、細かく刻む。今回は冷凍してあったものを使用しました。
- じゃがいもをマッシュする時にスライスチーズを入れる。じゃがいもがまだ温かい時によく混ぜます。②と片栗粉も入れよく混ぜる
- 食べやすい形を作り、薄く油を塗ったフライパンで両面こんがり焼けば出来上がり♪
引用:クックパッド https://cookpad.com/recipe/2604130
おやきなら中にいろいろな具材を入れて栄養もとれますね。
赤ちゃんの好きなものを入れてあげれば掴み食べもやる気が出てくるかもしれません。
おやきなら一つづつラップなどにくるんでおけば冷凍保存もできます。
たくさん使って冷凍すれば使いたい時にすぐ使えて便利です。
保存期間は赤ちゃんが食べるものなので1週間くらいを目安に食べ切るといいかと思います。
掴み食べも冷凍保存を活用して楽しく乗り切りましょう。
離乳食の掴み食べを成功させる秘訣は食器だった!?3つの選び方!
掴み食べを成功させるポイントの一つが使う食器です。
食器を使いやすいものにしてあげると赤ちゃんも食べやすくなったりママパパのストレスも軽減されます。
そんな掴み食べを成功に導く食器を選ぶポイントをご紹介します。
大きめのお皿
赤ちゃんが掴みやすいように大きめでゆとりのあるお皿を選んであげるといいですよ。
小さなお皿に隙間なくご飯が並べられていると掴みづらいですよね。
私も最初小さなおさらに入れていたら上手く掴めたかったようでぐちゃぐちゃにされてしまった事がありました。
大きめのお皿にゆとりをもって並べてあげるのがポイントです。
浅めのお皿
掴み食べをする時は深さにも注意しましょう。
お茶碗のような深い器からは掴むのがとても難しいです。
少し浅めのお皿を選んであげると赤ちゃんが食べ物を掴みやすくなりますよ。
シリコンタイプのお皿
なぜシリコンタイプがいいのかというと、ひっくり返りづらいからです。
シリコンタイプのお皿なら机にピタッとひっつきやすいのでひっくり返ったり滑ったりしにくくなります。
これら3つのポイントを抑えて食器を選んでみてください。
お皿の選び方で掴み食べがしやすくなり、赤ちゃんのやる気を引き出してあげれますよ。
まとめ
掴み食べにチャレンジするなら9〜11ヶ月頃からがおすすめです。
しかし絶対この時期にできるようにしなくてはいけないことではありません。
もちろん赤ちゃんが興味を持っていたらどんどんさせてあげてください。
なかなか手が伸びないようなら赤ちゃんのペースに合わせて一緒に食事を楽しむくらいの気持ちで進めていきましょう。
ママパパが焦ってしまうのが1番良くありません。
上手にごはんが食べれることより、一緒に楽しく食べれる事が大切です。
赤ちゃんのためにもママパパのためにも親子で食事を楽しみながら掴み食べにも挑戦できたらいいですね。