離乳食として赤ちゃんに豆乳を食べさせてあげられるのは、
中期の7〜8ヶ月頃からになります。
しかしそれは調味料として加熱してから食べさせてあげられるのであって、大人と同じように飲み物として口にするのはまだまだ不向きです。
調味料としてしか使えないのか…とがっかりしないでください。
豆乳は味をクリーミーにしたりマイルドにしたりと万能なんですよ。
豆乳を使うと多くの赤ちゃんが好む味付けに大変身するんです。
豆乳か使えるようになると離乳食のはばが広がること間違いなし。
今回はそんな豆乳を離乳食としていつから食べさせてもいいのか、注意点や冷凍保存の仕方、アレンジレシピなどご紹介します。
離乳食に豆乳はいつから食べさせていいの?
離乳食初期 (5~6か月頃) |
× |
---|---|
離乳食中期 (7~8か月頃) |
〇(加熱が必要) |
離乳食後期 (9~11か月頃) |
〇 |
離乳食完了期 (1歳~1歳6か月頃) |
〇 |
豆乳は離乳食中期の7〜8ヶ月頃から赤ちゃんに食べさせて
あげる事が可能です。
この時期に離乳食として取り入れるなら調味料として加熱してから食べさせてあげてください。
例えば豆乳スープにしたり、豆乳でお野菜を煮て鍋みたいにしたりなどいろいろ使い方があります。
私はうどんの出し汁に加えたり、豆乳風味のお粥をよく作っていました。
マイルドな味付けになるので赤ちゃんも喜びます。
息子もいつもの離乳食に飽きてきた頃、たまに出すといつもと違う優しい味で離乳食の食べムラが解消されたことがありました。
ところでなぜ赤ちゃんには加熱したものを調味料として使う必要があるのでしょうか。
それはアレルギーの心配があるからです。
豆乳もアレルギーの代表格の食材になります。
そのため初めからドリンクとして飲ませてしまうと一気に多くの量を口にしてしまいます。
それはとても危険です。
アレルギーの心配があるため、赤ちゃんに食べさせる時は加熱して少しづつ食べさせてあげるのがポイントになりす。
また初めて食べさせる時は調味料としてではなく、豆乳単体で食べさせてあげましょう。
食べさせる時は水で2倍に薄めてからあげてくださいね。
少量づつ与えて食べられそうなら、豆乳単体では食べにくいお子さんも多いため調味料として使うことをおすすめしています。
豆乳も安全に美味しく食べられるといいですね。
またジュースの代わりに豆乳を飲ませることができたら
健康的でいいのにと思いませんか。
私はよく自分が豆乳飲料を飲んでいたので、子どもにもと
思っていました。
ドリンクとして飲ませるなら牛乳と同様に1歳以降からが
いいですよ。
しかしジュースより健康的だからといって一度に多く
飲ませるのは良くありません。
ドリンクとして飲める豆乳にはお砂糖が入っているため
ジュースと同様に多量摂取はさせないでください。
適量を守って飲ませましょう。
豆乳は上質なタンパク質なので調味料として取り入れて
あぜるだけでも赤ちゃんの体をつくるサポートをして
くれます。
離乳食の風味もマイルドでクリーミーな感じになるため
離乳食のレパートリーも増えますよ。
アレルギーなど注意をしてあげれば栄養もあり離乳食を
美味しくしてくれます。
そんないい事づくめの豆乳をぜひ離乳食に取り入れて
あげましょう。
豆乳には無調整・調整がある!離乳食に無調整はいつからOK?
赤ちゃんに豆乳をあげる場合、無調整豆乳なら加熱して7〜8ヶ月頃からが目安です。
調整豆乳や豆乳飲料は1歳以降がおすすめになります。
離乳食の調味料として大活躍してくれる豆乳ですが赤ちゃんに食べさせるなら初めの頃はパッケージに「成分無調整」と記載があるものにしましょう。
ご存知の方も多いかと思いますが豆乳は大きくわけて3種類にわけられます。
無調整豆乳・調整豆乳・豆乳飲料の3つです。
商品名となっているところを見るとこの3つのうちのどれかが記載されているのでよければ一度みてみてください。
豆乳はきちんと品質を保証するJAS規格によって正式にこの3つにわけられているんです。
3つに分けられる基準は何かご存知ですか?まずこの3つに分けられる基準をご紹介します。
【無調整豆乳】
無調整豆乳は大豆固形成分が8%以上のもので、添加物などがはいっていないものをいいます。
余計なものが入っていないため豆のダイレクトない味を楽しめるのが無調整豆乳です。
【調整豆乳】
調製豆乳は大豆固形成分が6%以上で、油脂や砂糖、食塩などが加えられています。
そのためだいぶ飲みやすくなっていますよ。
【豆乳飲料】
豆乳飲料は大豆固形成分4%以上の調製豆乳等にさらに果汁や野菜の絞り汁などを加えたものです。
調整豆乳よりさらに飲みやすくなっています。
これらの違いからもわかるように離乳食として赤ちゃんに食べさせるなら塩分や砂糖などが入っていないほうがいいですよね。
なので赤ちゃんには無調整豆乳がおすすめなんです。
無調整豆乳なら大豆と水のみなので赤ちゃんにも比較的安心して食べさせられます。
赤ちゃんのためでもありますが、ママパパにとっても無調整豆乳なら味付けしやすいため便利ですよ。
赤ちゃんには無調整豆乳からはじめ年齢が上がってきたら調整豆乳、豆乳飲料とすすめてあげましょう。
離乳食に使う豆乳の加熱はレンジがおすすめ!
離乳食として豆乳を食べさせるには加熱が必要と先程も少しお伝えさせていただきました。
しかし鍋で豆乳をコトコト加熱したりするのは少しめんどうだと思いませんか?
簡単に豆乳を加熱できたらいいですよね。それができるんです。
豆乳の加熱は電子レンジに任せましょう。
加熱方法はとても簡単です。
耐熱皿に豆乳を入れて500Wで30秒ほど熱を加えてあげてください。
加熱したものを2倍くらいに薄めたり、離乳食に加えたりして食べさせてあげましょう。
1歳未満の赤ちゃんはまだまだ内臓が発達していません。豆乳はタンパク質の分子が大きいので消化しにくいんです。
そのため必ず加熱が必要になります。
少しでも手間をはぶけるよう、ぜひ電子レンジを活用してくださいね。
離乳食用に豆乳を冷凍したいけどできない…。そんな時は?
離乳食を毎食作るのはとても大変ですよね。
そんな時に便利なのが冷凍保存です。
冷凍すれば日持ちもするので、ぜひ豆乳も冷凍して離乳食に利用したいと思います。
豆乳は冷凍できるのでしょうか?
残念ながら豆乳は冷凍保存に向いていません。
豆乳はそのまま冷凍すると分離してしまい、解凍すると食感や風味が変わってしまうからです。
残念です。
なんとか冷凍保存する方法はないのでしょうか。
豆乳をそのまま冷凍保存できないなら、調理してから冷凍すればいいのです。
私はホワイトソースにしてから保存しています。
ホワイトソースなら簡単に作れますし、使う機会も多いのでおすすめですよ。
豆乳は離乳食でホワイトソースに大変身!加熱調理の方法は?
豆乳はそのまま使うよりもホワイトソースにしてあげると使いやすくなります。
冷凍保存をする時もホワイトソースにしてから凍らせると美味しい状態のまま使いやすくなるのでおすすめです。
私もよく作っていましたが、普通のホワイトソースよりさっぱりとしていてとても食べやすくなります。
しかも乳製品がアレルギーで食べられない時など大活躍ですよ。
そんな豆乳で作るホワイトソースの作り方をご紹介します。
豆乳ホワイトソースの作り方
【材料】
- 豆乳…200cc
- 片栗粉…大さじ1
- 離乳食用の市販のコンソメ…1つ
【作り方】
- 材料を全て混ぜ合わせます
- 1を弱火でかき混ぜながら加熱します
- とろみが付いたら完成です
あら熱をとって製氷皿などに入れ冷凍保存すると使いやすいのでおすすめです。
うちの長男が小麦粉アレルギーだったため、片栗粉で代用していました。
片栗粉の代わりに米粉を使ってもいいですよ。
もちろん小麦粉でもいいですが、片栗粉や米粉のがとろみがつきやすいため調理が簡単なのでおすすめです。
はじめに材料を混ぜ合わせる時にしっかりと片栗粉を溶かし、かき混ぜながら加熱するとダマになりにくくなります。
ちなみにコンソメはお好みで入れても入れなくてもいいです。
とっても簡単に作れるのでぜひ作ってみてください。
豆乳で離乳食向けシチューを作ろう!
豆乳で離乳食にシチューはいかがでしょうか。
豆乳で作る離乳食向けシチューのレシピをご紹介します。
離乳食後期☆野菜と豚ひき肉の豆乳シチュー
【材料】
- 豚ひき肉…20g
- にんじん…2cmくらい
- ブロッコリー…3房
- 玉ねぎ…1/8
- 水…100cc
- 豆乳…100cc
- 小麦粉…大さじ1
- 赤ちゃん用ホワイトソース…大さじ1
- バター…5g
【作り方】
- 野菜を全てみじん切りにする。
- 鍋を熱しバターを溶かして、豚ひき肉と野菜を入れて炒める。
- 鍋に水を加え、野菜が柔らかくなるまで煮込む。
- 赤ちゃん用のホワイトソースを加え、混ぜる。
- 豆乳を加え、温まったら小麦粉を入れて少しとろみをついたら完成!
引用:クックパッド https://cookpad.com/recipe/5480304
美味しく野菜もタンパク質もとれていいですね。
豆乳を使っているぶんさっぱりとして食べやすいのではないでしょうか。
赤ちゃんはもちろん大人が食べても美味しそうです。
シンプルに!離乳食向け豆乳スープの作り方!
豆乳をシンプルに楽しむなら豆乳スープもいいですね。
豆乳スープなら離乳食中期から食べられます。
そんな離乳食向け豆乳スープの作り方をご紹介します。
離乳食中期:豆乳のスープ
【材料】
- 無調整豆乳 100ml
- じゃがいも 15g
- かぼちゃ 15g
- さつまいも 15g
- 野菜のおだし 20ml
- 塩 ひとつまみ
- 青のり 少々
【作り方】
- じゃがいも・かぼちゃ・さつまいもをそれぞれ茹でてペースト状にしておく。(ベビーフードでも可)
- 野菜のおだしはあらかじめ作っておく。(今回は作り置きで冷凍してある物を使いました)
- お鍋に豆乳と野菜のおだしを入れてフツフツするまで
煮立たせる。焦げないように注意! - 1のじゃがいも・かぼちゃ・さつまいもを入れて、なじんだら火を止めて塩を入れる。
- 器に盛って青のりをかけて完成!
引用:クックパッド https://cookpad.com/recipe/5397753
さっそく私も作ってみました。
とろみが足りない感じかしたので、私は片栗粉を足させてもらいました。
もちろんそのままでも美味しいですが片栗粉を入れた事で息子は食べやすくなったようです。
また豆乳を入れた後は本当に焦げやすくなるため加熱中はかき回し続けた方がいいと思います。
美味しく栄養がしっかりとれるので離乳食にとってもいいですね。
ぜひ離乳食に豆乳スープをメニューとして加えてみましょう。
まとめ
離乳食に豆乳は7〜8ヶ月頃からが食べられます。
豆乳を加えてあげることで簡単にタンパク質がとれるのでとても重宝しますよ。
ホワイトソースにして冷凍保存しておけば美味しくて使いやすいのでとってもおすすめです。
豆乳ホワイトソースをおかゆに混ぜてドリア風にしたり、シチューにしたりと使い方も様々あります。
アレルギーや食べさせ方、豆乳の選び方などに気を付けて豆乳で美味しく簡単に栄養をとりましょう。