湯冷ましってよく聞きますよね。
よく耳にしますが湯冷ましとはなんでしょうか。
水を一度沸騰させてから人肌の温度に冷ましたものが湯冷ましです。
ミルク作りや赤ちゃんの水分補給として多くの赤ちゃんに利用されています。
そんな湯冷ましを赤ちゃんに飲ませるなら6ヶ月以降くらいからにしましょう。
離乳食を食べ始めてから飲ませるようにするといいですよ。
赤ちゃんに飲ませる湯冷ましはいつからか、作り方や注意点などご紹介します。
湯冷ましはただのお湯と思われがちですが、意外と注意したいポイントがいくつかあるので参考にしてみてください。
離乳食の時に湯冷ましを飲ませるならいつから?
離乳食初期 (5~6か月頃) |
△(6か月以降) |
---|---|
離乳食中期 (7~8か月頃) |
〇 |
離乳食後期 (9~11か月頃) |
〇 |
離乳食完了期 (1歳~1歳6か月頃) |
〇 |
赤ちゃんに湯冷ましを飲ませるなら6ヶ月以降からになります。
離乳食を食べ始めたのを目安にするといいですよ。
離乳食の時のお茶の代わりに出してあげましょう。
基本的に生後半年以内の赤ちゃんには母乳やミルク以外のものを飲ませなくても大丈夫なんです。
6ヶ月頃までの赤ちゃんは母乳やミルクで十分に水分補給ができています。
しかし6ヶ月をすぎると赤ちゃんも動きが活発になって離乳食もどんどん進んでいきます。
そんな6ヶ月以降の赤ちゃんに湯冷ましを飲ませてあげるのには2つの意味があるんです。
湯冷ましを赤ちゃんに飲ませる2つの意味
①水分補給
1つ目が水分補給です。
6ヶ月をすぎると母乳やミルクでは水分が足りなくなる事もあるので水分補給に湯冷ましを飲ませてあげましょう。
②便秘の解消
2つ目は便秘の解消です。
6ヶ月以降の赤ちゃんは離乳食を食べ始める子が多いため今までのミルクのみだった時よりも便秘になりやすくなります。
しかし赤ちゃんに便秘薬などは使えませんよね。
そんな時も湯冷ましなら安心して使えます。
湯冷ましをこまめに飲ませてあげていると便が柔らかくなりやすいんです。
うちの息子も離乳食が始まってしばらくすると便秘がちになってしまいました。
そんな時に湯冷ましを飲ませていたら徐々に解消されていきましたよ。
このように月齢が上がってくると湯冷ましを飲ませてあげたい場面がでてきますが、飲ませる時は2つの事に注意してください。
湯冷ましを飲ませる時の注意点
湯冷ましを赤ちゃんに飲ませる時の注意点は、
- 飲ませすぎてしまわないこと
- 飲ませる時の温度
の2つです。
1歳未満の赤ちゃんに飲ませる時は、母乳やミルクの量が減らないように気を付けましょう。
基本、母乳やミルクが優先です。
また温度も火傷しないように注意してあげてください。
ミルクと同様に35〜37度くらいの人肌と言われる温度まで下がったものを飲ませてあげてくださいね。
離乳食と一緒に!湯冷ましの作り方!
湯冷ましは赤ちゃんの水分補給や便秘解消に役立ちますがそんな湯冷ましはどのように作ればいいのでしょうか。
湯冷ましの作り方をご紹介します。
湯冷ましの作り方
- やかんに水を入れて、蓋を開けた状態で強火にかけ10分以上沸騰させ続けます。
- 沸騰したらそれを35~37度くらいの人肌温度に冷ましてあげましょう。
ミルクと同じ人肌の温度なのでわかりやすいですね。
これで完成になります。
何も難しいことはりません。
基本いつもお湯を沸かすのと同じです。
しかし簡単ではありますが、赤ちゃんが飲む湯冷ましなのでただお湯を沸かすだけとは違います。
実は注意して欲しいポイントがあるんです。
注意して欲しい点は4つあります。
必ず沸騰させる
赤ちゃんが飲む湯冷ましを作るときは、必ず沸騰させる必要があります。
どうせ冷ますのだからと沸騰前に少し温まった状態で火からあげてしまわないようにしてください。
完全に沸騰できていないと赤ちゃんには負担になりやすい水に含まれた有害物質を取り除けないままになってしまうからです。
10分以上は沸騰させ続ける
ただ沸騰させるだけでなく、10分以上沸騰させ続けましょう。
10分以上沸騰させると水に含まれるトリハロメタンというできたら摂取したくない物質をある程度取り除けます。
蓋を取った状態で加熱する
湯冷ましを作る時は蓋がポイントです。
蓋を取った状態で火にかけてあげてください。
なぜかというと、蓋を取って加熱すると水道水に含まれる塩素を取り除けるからです。
再加熱はしない
お湯が覚めすぎてしまった時は温め直したくなりますよね。
しかし湯冷ましは再加熱しない方がいいです。
それは空気中のホコリやゴミなどが水に入り込んでしまうことがあるからです。
手間ですが再度作り直してあげる方が安心して飲ませられます。
この4つのことに注意して赤ちゃんに安心安全な湯冷ましを作ってあげましょう。
湯冷ましを飲ませる量は!?離乳食の邪魔をしないがポイント!
湯冷ましを飲ませていい量は1日に月齢×10ccくらいを目安にしてください。
例えば6ヶ月の子なら6 ×10ccで1日に60ccが目安になります。
その量を1回で一気に飲ませてしまうのはよくないため、10cc〜30ccくらいに分けて飲ませてあげてください。
どの月齢の赤ちゃんも1回の量は10cc〜30ccが目安です。
どの月齢の赤ちゃんもいっきに多くの量を飲ませない方がいいですよ。
赤ちゃんの月齢や体調、季節によって飲む量は変わってきます。
夏の時期などは汗もかくので摂取したい水分の量は変わってきますよね。
熱がある時も必要な水分量は違ってきます。
赤ちゃんの様子を見ながら飲ませてあげる事が大切です。
先ほども少しお伝えしましたが、1歳未満の赤ちゃんに湯冷ましを飲ませる時は量に注意が必要になります。
なぜ注意が必要なのか理由は3つあるんです。
母乳やミルクの飲みが悪くなる
1歳に満たない赤ちゃんの栄養はほとんどが母乳やミルクからです。
湯冷ましは水分補給にはなりますが栄養はありません。
飲ませすぎてお腹がいっぱいになってしまい必要な栄養がとれなくなってしまっては大変です。
赤ちゃんがお腹を空かせている授乳の時間帯は、湯冷ましを控えた方がいいですよ。
胃液が薄まる
また飲ませすぎると胃液が薄まってしまいます。
胃液が薄まると消化が悪くなるだけではありません。
腎臓にも負担がかかります。
湯冷ましは時間をかけて少しづつ飲ませてあげるといいですよ。
体調を崩す
一度に飲む量も注意が必要です。
お湯だから飲みすぎてもおしっことして排出されるだけと思われている方も多いですが、注意が必要なんです。
一度に多くの量の水分を補給しすぎてしまうと血液の濃度が薄まってしまい体調を崩してしまいます。
一度にあまりにも多量の水分を飲ませる事がないように気をつけてあげてくださいね。
このように飲ませすぎは体によくないため注意が必要なんです。
離乳食の時の湯冷まし!簡単にケトルで作ってもいい?
湯冷ましを作るのにケトルが使えたらすぐ沸かすことができるので便利だと思いませんか。
ケトルで赤ちゃんに湯冷ましを作ってあげてもよいのでしょうか。
結論から言うと、残念ながら向いていません。
正直なところケトルでは赤ちゃんに湯冷ましを作れないんです。
理由は先ほどお伝えした湯冷ましを作る時の4つの注意点にあります。
湯冷ましを作る時はトリハロメタンやカルキなど赤ちゃんに不必要な物質を取り除くため長時間の加熱が必要です。
10分以上は沸騰させる事が必要になります。
ケトルは沸騰させるだけならすぐ沸かせてとても便利です。
しかし10分もの間沸騰させる続ける事ができません。
そのため湯冷ましを作るのには向いていないんです。
湯冷ましを作るのに一番向いているのはやはりやかんです。
なるべくやかんを使うようにするといいですよ。
どうしてもやかんは時間がかかって嫌だ、めんどうだという事であれば再加熱機能が備わった電気ポットなどが使いやすいです。
しかしこれも何度か再加熱をして10分以上沸騰させ続ける必要があります。
なのでやっぱりなんだかんた言ってやかんが一番使いやすいのではないでしょうか。
まとめ
赤ちゃんの水分補給に湯冷ましは6ヶ月以降から少しづつ飲ませてあげられます。
湯冷ましはお湯なので基本、無害です。
しかし赤ちゃんに飲ませる時は注意する事がいくつかあります。
飲ませる時は、母乳やミルクの邪魔にならないよう注意してください。
母乳やミルクが優先です。
作る時も必ずしっかりと沸騰させる必要があります。
安心安全な湯冷ましを作るには10分以上沸騰させ続ける事がポイントです。
幼い赤ちゃんが口にするものなので、いつもよりほんの少しでいいので気を使ってあげられるといいですね。